短編小説の集い「のべらっくす」/第6回の感想
せっかく参加させていただいたので、いくつか感想を✩個人的に「あぁ上手い!良い!好き!」と思った作品を選ばせていただきます!
ブログという空間の中で発表する小説は、やっぱりある程度のコンテクストが必要かな?と思いました。情景描写などをだらだら書いても読みづらいし、そういった意味で「ケータイ小説」ブームを思い出しながら書いていくと良いのかも!
次は、「起承転結」の定石と、シメの情景描写さえまとめられれば「うまく誤魔化せる」・・・と悪いこと考えてます(笑)
それにしても、皆さんレベル高くて焦った(´・ω・`)
宗教とセクシャリティが絡み合う物語。文体と世界観が合致していて、読み応えもありました。
全体的にセリフが少ないことが、Mの人物像をより鮮明にしていてとてもドキドキしました。
「登場人物・時制・構造の整理」「性描写の迫真性」があれば、中編にもなりうる題材だと思います。
食事の風景なんかも取り入れるともっと宗教的になるかも。
実話なのでしょうか?
ニートとその母親の物語。とても正直な気持ちが伝わってきました。
人称がずれているので、一人称にして書き直してみればもっと主人公の「未来への不安」が伝わってくると思いました。
アルバイトに踏み切る前に人参ジュースを作るのが、とてもリアルだなと思いました。続きが読みたいなぁ。
首から桜が咲いてしまう「わこ」を通じて実は主人公「規子」が成長する(であろう?)話。
現実的ではない設定を現実世界に堂々と立脚させているのがすごい。不条理が身に降りかかった人を見守るという二人称タイプは、通常一人称になってしまう不条理小説とは違って、難しいはず。すごいです。
タイトルも綺麗。
面白い!親のお墓参りを欠かさない佐兵衛さんが桜の精霊に惚れてまうことによって悟りに至るお話。
弥勒菩薩のエピソードと練り合わせて展開されているけど、とても自然な流れになっていて読みやすかったです。
仏教視点からみるとちょっとどうなのか(色欲で悟るのは?)となりそうだから、今度は主さんのオリジナル物が読みたいと思いました!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
その他皆さんの作品どれもレベル高くて、たのしかったです!
また次回楽しみにしていまシュ✩