<気遣い>の備忘録
【自分の部屋から始める哲学】
掃除は常に心がける。それはつまり、綺麗に保つのではなく、掃除という行為それ自体を哲学する。
【読書ルールズ】
分類からしか始まらない。つまり時空の旅が読書である。現在進行形の諸問題(国内外問わず)はまずその歴史的背景から探る。言葉で書かれているから、語彙と文法に興味をもっていればまた違った楽しみができる。深い。
【鑑賞のルールズ】
一作品を大事に。文学を批評してはいけない。呪われる覚悟で没入する。
映画は余韻を大事にする。監督名・俳優名はきちんと覚える。つまりノートを作る。義務ではない。つまりユーモアを加えて。
音楽は危険なものである。聴くべきで、聴かされるものではない。個人的な好みは歌詞程度に止めて、推薦とクラシックに従うべき。
【ネットのルールズ】
発信を主にして、収集は狙いを定める。 キュレーションは誰かに任せる。センスの良い人を追う。
【語学のルールズ】
律儀に、基礎を大事に、しかし明治人のようなある種の海洋ロマンを心に持って、他国の文化に敬意と批評の目を持つ。発音は必須。聞き流しはNG。
【歴史のルールズ】
いろいろな歴史がある。人中心的天動説=その人の友達になるつもりで
政治的地動説 =ありていにいえばやっぱり左翼目線で
伝統的国家感 =古事記的ロマンを忘れずに
【お金について】
必ず解決の道はある。欲しい物や好きなことを変えていくことで克服する。経済、金融、消費、人生設計はある程度繋がりがあるが、しかし区別して考える。
【家族について】
どうしても免れない。ならば徹底してその問題の原因を探る。まず河合隼雄に『訊ねる』。アドラー的な心理学では解決できない深みがある。
【人間関係について】
以上の事柄に尽力すれば、自然とスッキリしたものになる。恋人は大胆に選んで良いが、結婚相手はハイデガーでいうところの『存在』している人以外とは結ばれるべきでない。
【体について】
ビタミンCで万事快調。週三のマラソン=肩甲骨から股関節までダイナミックにしかし飛び跳ねずに。
【息抜き】
かりんとう饅頭と神田沙也加ちゃんで足りる。
【大人から感じた責任について】
過去の過ちを悔いて現在の苦労を醸しだすのが大人のやりがちな責任のとり方なのだな、と。
責任も、学ぶことでしか取ることができないと感じる今日このごろ。
【幸福と不幸について】
幸福はなるほど確かに目の前に落ちている。しかし、学ばなければそれを見つけることができない。本を読まなければ、それを他者に分け与えることができない。偶然手にした幸福では、同じ世界に引きこむことでしか子を幸せにすることができない。
一方不幸は、無知にしばしば忍び寄る。言葉を蔑ろにする者に押し寄せる。何故ならば、近づいていることに気づかないからだ。目の前で流れている風を捉えることができないからだ。